「Mole's World」は育成、交流、ドラマなど様々な要素が融合したカジュアルなコミュニティゲームです。生き生きとしたキャラクターと豊かなストーリーが3Dで表現され、のんびりとした田舎の生活を楽しむことができます。2021年6月にリリースされ、AppStoreの無料ランキングにおいて10日以上連続で首位を獲得しました。
雷霆ゲームによって発表されたゲーム「Mole's world」はサービス開始8時間で新規ユーザーが600万人を突破し、オンライン同時接続ユーザー数は100万超をした大人気ゲームです。様々な記録を打ち立てた「Mole's world」は紛うことなき2021年後半のヒット作であり、ThinkingDataはこのような素晴らしい作品に携われたことを誇りに感じています。
2008年当時、「Mole's world」はまだブラウザゲームでした。ブラウザver「Mole's world」はリリースして数年でブラウザゲーム界でトップの人気を得ます。当時はスマホの普及率は低く、現在ほどゲームの種類が豊富でなかったため、小学生にとって「Mole's world」は"神秘的な非日常体験"を感じられる場でした。
しかしスマホの普及とともにアプリゲームが主流となり、ブラウザver「Mole's world」は2015年にサービスを停止してしまいます。そして6年の時を経て、2021年6月1日、「Mole's world」はスマホゲームとして復活し正式にリリースされました。
「Mole's world」は、ノスタルジック、パズル、育成、交流、シナリオが一体となった3D RPGゲームです。 ムーア城・ムーアラヤ雪山・ラブスクエアなどの定番の場面を、より立体的でリアルな映像で表現しています。 また、新たにご近所システムとソーシャルゲーム性を取り入れ、SMCのシステムを完全移植しています。 プレイヤーは、農家やシェフなどのキャラクターになりきり、さまざまな憧れの生活を体験することができます。
スマホゲームver「Mole's world」がリリースされた2021年6月1日当日、小学生の頃プレイしていた世代(1995年-1999年生まれ)を筆頭にオンラインとオフラインではお祭り騒ぎとなりました。 公式発表によると、予約ユーザー数だけで1,000万人を超えており、リリース前からヒット作の兆しがありました。
リリース前から多くのユーザーから期待されていた「Mole's world」は、正式リリースまで幾度もの検証が行われました。 スマホゲームはミニゲームに比べて大量のリソースを投入されることが多いため、正式なリリースまでに何度も検証を行い、顧客や市場調査を確認した上で正式にベータテストに進めます。 そして、意思決定は直感的な経験則ではなく、データに基づいて行われます。
検証期間中、ThinkingDataの多次元クロス分析モデルは、ゲームプレイや製品のチューニング検証のための強力なデータサポートを実現しました。 例えば、ThinkingDataの分析モデルを通じて、プレイヤーの行動を継続的に追跡し、最適化できるポイントをピンポイントで把握し、最終的に「Mole's world」が新規・既存プレイヤー双方に満足いただけるようなゲームプレイに焦点を絞ってイテレーションを重ねました。
更に、課金システムも同様にデータドリブンな意思決定が求められます。いかにプレイヤーが気軽かつストレスなく課金させ、より良いユーザー体験を維持できるかについても、データのサポートが必要になります。
ThinkingData分析画面_スクリーンショット
※実際の運用データではございません
また、「Mole's world」はプレイヤーのボリュームが非常に大きく、大量のプレイヤーが流入することで、データ量も膨大になり、データ処理の負荷も急増します。 スピーディな対応を実現するために、データシステムの柔軟性が必要となります。
ThinkingDataは、大量のデータに対して秒単位のクエリとレイテンシーを実現できます。さらにThinkingDataのクラスタはダイナミックスケーリングにも対応しており、トラフィックの急増によるパフォーマンス低下のボトルネックを回避することができます。
ゲームアプリ業界では、単発的なヒットは多く見られますが、求められるのはヒット作の長期的な運用です。 現在、「Mole's world」はまだ初期運用段階ですが、ThinkingDataを使うことで、今後の運用最適化やプレーヤー活性化におけるデータドリブンな意思決定を見出すことができます。
例えば、ThinkingDataのリテンション分析モデルは、プレイ参加状況について様々な切り口で分析ができます。 例えば、「キャラクター作成」を最初のイベントとし、後日の「シェフ」などのゲーム機能における1日ごとのプレイヤーのエンゲージメント率を見ることで、その機能が企画目的を達成できたかどうかを判断する材料とすることができます。 同様に、このモデルを用いて、くじ引き、プラザ、レストランなど、さまざまなモジュールに対してシミュレーションを行うことが可能です。
今後のゲーム運用とアップグレードにおいて、ThinkingDataは雷霆ゲームと手を取り合い、ゲームをより良く、より多くの人に期待に応えられるものとしていけるよう取り組んでまいります。
ThinkingDataは創業以来一貫して、「顧客志向」を追求してまいりました。顧客の課題を解決し、顧客に価値を創造したときに初めて、我々ThinkingDataのビジネスに価値と意味を持たします。
ThinkingDataは引き続き最先端かつ専門的なデータ分析ツールを構築し、ゲーム会社がデータを有効活用してより多くの高品質なゲームを作成できるよう支援していきます。